謎の大富豪犬野良イーヌ氏が、魔界で大魔王のアルバイトをしていた時の第一の側近で仕えていた小悪魔。

前魔王時代は生意気なのとめうめううるさいからという理由で、魔王城の牢屋に入れられていた。

「だーれがわがままで生意気でなんかいつもやる気ない風に見える顔してるだとめぅ～！あの魔王ぶっ倒すめぅ～！」と牢屋の番人をしていた魔物達がげっそりするほど地団駄踏みまくり絡みまくっていたが、犬勇者一行が魔王を討伐する為に魔王城へ赴いた際に、伝説の方向音痴ティターニアとルチアの道案内により、魔王がいる玉座とは全く逆方向の牢屋に辿り着いた時に出会い、そのまま魔王討伐に参加する事となった。

野良イーヌ氏がノラプロを立ち上げた事で超多忙となり、大魔王のアルバイトを辞めて現実世界へ帰って行った後も、悪魔仲間と共に魔界で大魔王の城（野良犬城）に住んでいたが、「退屈めぅ～」と言い出し、そのまま野良イーヌ氏の後を追って現実世界まで、遠路はるばる電車とか新幹線とか、なんやかんや色々乗って遊びに来た。

基本的に傍若無人且つワガママ且つ気分屋且つ適当で、ゆるキャラみたいな性格をしているが、

一度怒らせると「めちゃくちゃ拗ねる」＋「地団駄を踏みまくる」＋「結構な期間口を利いてくれなくなる」という精神的に手がつけられなくなる三種の神器を装備しているが、彼女の本質は「物事には必ず白黒はっきりつける」「自分が大切だと思う人達は自分自身で守る」「受けた恩義は忘れない必ず返す」という事を心情としており、他者への気遣いや思いやりの心も併せ持つ、魔界では珍しい小悪魔で、いたずらっぽい所も含め不思議と憎めない魅力がある。

普段の活動は大体気まぐれ且つ適当な感じだが、自身の考えや目標、価値観は他人の意見には一切流されず、相手が例え遥か目上の存在であっても、間違っている事は間違っているとはっきりと自身の意見を相手の目を見て言えるその強さが、彼女の一番の才能と言える。

表面には露骨には出さないが、実は大の負けず嫌いであり、他者から舐められる事は許さない。一度火がつくと、人が変わったような集中力と姿勢を発揮し、歌に関しては、特別なレッスンや訓練をした事は一度もないにも関わらず、歌唱力、歌のセンスはかなりのもの。

ノラプロでボイスレッスンをして頂いている鍛冶氏にも「黒羽ハニさんの歌唱力とセンスはちょっと普通の方とは違いますね。持って生まれた才能というか結構な化け物クラスの才能の持ち主ですよ。歌声が一見だるそうに聞こえる所なんか特に素晴らしい」と言わせる程。

人間界に来て一番はまっている物はお菓子で、「人間界のお菓子ならいくらでも食べられるめぅ～♪もっとお菓子を食べるめぅ～♪」と言いながらよくお菓子を食べている。

黒龍曰く「とりあえずこいつの機嫌が悪い時はお菓子をあげよう！あと寝たら機嫌悪い事をコロッと忘れるので、あえて一日置くのも可」との事。